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親知らずの様々な症例

親知らず抜歯の症例


私は大学病院の口腔外科在籍時から親知らずを専門に扱ってきました。

口腔外科学会総会にて親知らずに関する研究論文も発表しております。また日常、非常に多くの親知らず抜歯を行っており芸能関係やスポーツ選手を含め、非常に様々な方が来院されます。年齢が進むと抜歯が難しくなるので、早めに抜歯したほうが良いですね。

限りなく痛みを抑えたスピーディーな抜歯に専門特化しておりますので、ぜひお任せください。以前、親知らず専門医として出演させていただいたTV番組のものです。

こちらでは私が日々行っている抜歯のケースをご説明致します。

まず大別して「単純抜歯」と「複雑抜歯」があります。

親知らずが生えている方向に歯を割らずに抜歯できるのが単純抜歯で、親知らずが横に向いていたり、歯根が複雑だったりで歯を割って抜歯するのが複雑抜歯となります。

こちらは複雑抜歯をおこなったケースです。どのようなケースでも無痛で、ほぼ数分以内に抜歯を行っておりますので、ご安心ください。

親知らず症例

これらは少々珍しいケースで、親知らずが小さいものも含め1箇所に3本あったものと、極端に矢印のように歯根が曲がったものです。どちらも術前にCT撮影を行い、存在を確認していたため無事抜歯できました。

レントゲンだけだと、小さい親知らずを見落としたり、歯根を残留させてしまうことがあるので、精密検査は行うに越したことはないと実感したケースです。

このケースは親知らずとともに、矢印の部分に膿の袋ができています。

いわゆる嚢胞というもので、神経にも近いところにありました。

CTを撮影して歯と嚢胞ならびに神経の位置確認をして抜歯を行いました。

術後のレントゲンでは親知らずとともに嚢胞もなくなっており一安心でした。

このケースもCTを活用して抜歯を行いました。

レントゲンでは丸く写っている親知らずですが、丸いわけではなく、傾いているためうつす角度により丸く写っているのです。

CTを撮影すれば、このようにレントゲンでは写せない様々な角度からの診断が可能なので、どの方向に傾いているか一目瞭然です。

分割抜歯を行い最後に摘出した歯根です。

このケースは少々厄介です。矢印の部分に膿が溜まり炎症を起こしているため腫れや痛み・口臭を伴うため抜歯適応ですが、顎の太い神経の上に親知らずがぴったり存在しているため、分割抜歯でカットを行う際、神経を傷つけない様、細心の注意が必要です。(赤線がカット予定部位)

CTを撮影し案の定、神経は親知らずの真下ですが(矢印)、カットすべき長さも把握できるので安心です。

無事、神経を傷つけず抜歯ができましたので、後遺症もなく術後良好でした。

このケースは上の親知らずが埋まっているのですが親知らずの頭の部分周囲に膿がたまり骨を圧迫しているような状態でした。CTを撮影すると、このように親知らずの歯の頭の形や方向が鮮明なので、その場所に合わせて直上の歯茎を切開します。それによって最小限の切開で抜歯が行えるので、術後の腫れ予防にも有効なのです。

手術終了し、縫合は1糸のみです。術後良好でした。

このケースは親知らずが2本あるケースです。当然2本とも抜歯適応です。

上の親知らずだけ抜歯して、下は様子を見るという考えはあまりなく、そのようにして

後々また下の親知らずを抜くとなれば、2回手術をしなければならないので、1回で2本一緒に抜歯したほうがよいと考えました。

分割抜歯した歯と、術後のレントゲンとなります。多少腫れましたが、神経のダメージはなく後遺症もありませんでした。

このケースは別の病院で抜歯が完遂せず、続きを行ったものです。

その歯科医から依頼があることもあれば、患者さんが自ら来られる場合もあります。

症状のないケースは経過を見る場合もありますが、これらのケースは症状があったため抜歯完遂しなければなりません。

CT撮影をして位置や形状を把握してから慎重に抜歯いたしました。

ハルデンタルクリニック池袋本院 TEL:03-5985-4183
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